一度は聞いたことのある「青春18きっぷ」
青春18きっぷという言葉を聞いたことがあるけれども、利用したことがないという人も多いのではないでしょうか。
そもそも青春と付くからこそ若い人しか利用できないのではと思っている人も少なくはないはずです。
2016年は新たなサービスも加わり、よりお得に利用できるようになりました。
今回はお得に旅するのにおすすめの青春18きっぷについて詳しくまとめていきます。
きっぷの概要
青春18きっぷとは、JR普通列車・快速列車が乗り放題の利用券は5回分のお得な切符です。
1枚の切符に日付をいれる場所が5カ所あり、1回分にばらすことができない仕組みとなっています。
つまりきちんと使い切るまで大切に保管をしておく必要があるといえます。
1枚で利用可能期間中の任意の日に、1人で5回(5日)使うこともでき、5人で使って1日観光旅を楽しむこともできます。
ただし複数の人数で利用する場合は、入場・出場時は集団で行動するようになります。
5回分は一度に連続する必要はなく、有効期間内であれば別々の日に利用することも可能となっています。
期間中に日にちを変えて利用すれば、色々な場所にお得に足を運ぶことができます。
普通車指定席は別に指定席券を購入すれば乗車でき、ホームライナーなど整理券制度のある列車についても乗車整理券やライナー券を購入することで利用できます。
またグリーン車の利用も可能で、JR東日本の東京近郊区間に多く運行している普通・快速列車のグリーン車は、自由席に限り利用できます。
また列車の切符だけではなく、JR西日本の宮島フェリーなども利用できます。
利用年齢と料金
この切符には年齢制限はないため、料金を支払えば誰でも気軽に利用することができます。
ただし子ども、大人も同額となります。
2016年2月現在、青春18きっぷの値段は一枚あたり11,850円です。
つまりこの料金で5回分利用することができるので、1回あたり2370円で利用できる計算になります。
尚1度も利用せずに払い戻しをした場合は、手数料220円かかりますが、それを差し引いた金額を払い戻してくれます。
ただし1回分というようなかたちでの払い戻しはできません。
購入方法
購入方法は、JR各社の駅のみどりの窓口で販売しており、首都圏ではみどりの窓口がある駅も多いので、比較的簡単に手に入れることができます。
ただし地方になると大きな駅にしかない場合も多いので、近くのみどりの窓口を確認しておくことがおすすめです。
また「指定券の購入できる券売機」でも購入することができますので、窓口に並ばずに購入できるメリットもあります。
発売期間
発売期間は春、夏、冬の特定の期間に販売され、利用できる期間も限られています。
春の発売期間は2月20日〜3月31日、利用期間は3月1日〜4月10日、夏の発売期間は7月1日〜8月31日、利用期間は7月20日〜9月10日、冬の発売期間は12月1日〜12月31日、利用期間は12月10日〜1月10日となっています。
青春18きっぷの使い方
青春18きっぷは自動改札を利用することはできません。
そのため係員のいる窓口できっぷを提示する必要があり、最初に係員のいる駅員さんにハンコを押してもらいます。
また別の日に利用する際には同様の流れとなり、これが合計5回利用できるということになります。
2016年からのサービス
2016年からはじめて新幹線に乗れる区間が設けられました。
この春から今年開業予定の北海道新幹線の奥つがる今別〜木古内の区間で、新幹線料金を別途支払いすることで利用できるもので、特急自由席に限り特例で乗れるというルールがあります。
今年注目の北海道新幹線がより身近に感じることができるでしょう。