アルバイトとしての待遇

旅行代理店の雇用形態は、一般的には正社員、契約社員がその大半ですが、中にはアルバイトを雇っていることもあります。

 

時給は1000円前後が一般的で、交通費は上限付きで支給されることが多いです。

 

アルバイトであっても、正社員登用に力を入れている会社もあり、アルバイトとして働く人にとっても、会社にとってもお互いを確かめてから雇用契約を結べるメリットがあります。

 

しかし旅行の仕事は、非常に責任の重い仕事も多く、その全てをアルバイトに任せることはやや困難があるといえます。

 

故に実際にはアルバイトを雇っている会社の方が少なく、そもそも募集を見つけることが自体が難しいことも事実です。

 

アルバイトを募集している会社は、特定の媒体を介さず、自社の公式ホームページなどに募集要項を掲載していることが多いので、小まめにチェックしてタイミングを見逃さないようにすることもポイントの一つです。

アルバイトとして働く人

旅行代理店でアルバイトとして働く人で多いのが、学生です。

 

その会社の雰囲気をしっかりと見ることができ、将来旅行業界を目指す人にとっても、その経歴は面接などでアピールできるポイントとなります。

 

またかつて旅行代理店で働いていた人が、子育てをしながらパートタイマーとして働いている人もいます。

 

旅行業界の経験があると時給を上げてもらえたり、パートをするならオフィスで働きたいと考えている人にとっては、とてもメリットがあるといえるでしょう。

アルバイトの待遇

前述にように時給1000円前後、アルバイトなので残業代は出ることが一般的です。

 

逆に言えば、正社員や契約社員であっても旅行代理店では残業代が出ないこともあるので、アルバイトの方が稼ぐことができることも稀にあると言われています。

 

またいわゆるノルマはないことが前提となるため、そういう意味では精神的な負担が少なく仕事を楽しめるといえるでしょう。

アルバイトの仕事

基本的には直接お客さんと関わりのないようなデータ入力や発送業務のサポートなどをすることが一般的です。

 

会社によってはチラシ配りやティッシュ配りなどをさせられることもあります。

 

データ入力は、基本的に予約を取った記録を社内のシステムに入力をしていく業務で、簡単なパソコン操作ができればさほど難しい仕事ではありません。

 

また発送業務は、お客さんがもっとも楽しみにしている、いわゆる最終日程表の発送になります。

 

最終日程表は、空港の集合場所や旅行先ごとの注意事項を書かれた用紙を同封したりと、細かい部分は社員の人が用意してくれることが多いので、用意されたものを袋詰めして、伝票を作成する仕事がアルバイトの仕事となります。

 

この仕事は毎日宅配業者の人が、決まった時間に集荷に来るため、それに間に合うように用意をしなければなりません。

 

しかし正社員で働いている人にとって、途中で何かトラブルが起きたりすれば、発送の準備が集荷までに間に合わなくなってしまうこともありますが、アルバイトの人が一人でもいるだけでとても助かることも事実です。

 

また店舗型の営業所では、パンフレットなどの整理整頓などのサポートをアルバイトのスタッフが担当することもあります。

 

実は旅行代理店では、他社の商品を取り扱うことも多く、他社から送られてきたパンフレットが膨大な量となり、普段忙しい営業所ではなかなか整理ができないことも多いのです。

 

このようにアルバイトのスタッフは、旅行業界の雰囲気を見ながらも比較的負担の少ない仕事を経験することができ、楽しい雰囲気の中で仕事ができることが多いようです。

 

そのような意味においては、まずは旅行業界の雰囲気を見てみたいと思っている場合には、アルバイトはとてもおすすめといえるでしょう。