クレジットカードと振り込み入金
旅行会社の中には、クレジットカードを使える会社とそうでない会社と2つのタイプがあります。
例え大手の旅行会社であっても、クレジットカードは利用できない会社も多く見受けられます。
これはやはり旅行業界は薄利多売な性質上、クレジットカード会社の手数料さえも売り上げに大きく影響する背景があります。
そのため例え旅費が高額であっても、振り込みを基本としている会社が多いのが現状です。
しかし近年「振り込み詐欺」のようなトラブルも増えている社会的背景があることから、旅行者自身がとても振り込みに対して敏感になっています。
今回は実際にあった、入金関係のクレームについてご案内していきます。
予約金を支払うタイミング
予約した旅行の出発が、数か月先であったとしても、まずは手付金として旅行代金の総額の2割程度、もしくは一人あたり2〜3万円の予約金を納めることが一般的です。
そのためお金を支払ってから、実際に旅行に行くまで、数か月以上あることもあり、やはり目に見えないものであるからこそ、旅行者は不安に感じることも多いのです。
さらに早割などの商品は、全額入金の確認ができないと発券できないという商品もあり、予約早々に高額な旅費を、全額支払わなければならないこともあります。
旅行者としてはなんとなく詐欺なのではないか・・・と不安に感じる人も多いのですが、これは業界の一般的なルールと理解しておくとよいでしょう。
入金確認の個別連絡
旅行会社は毎日のように、旅行代金が振り込まれてくる上、その数も大手となれば何百件となることもあります。
そのため旅行会社としては、それぞれの旅行者に電話で入金確認の連絡をするほど、時間に余裕がないのが現状です。
中にはそのようなトラブルを回避するべく、請求書に入金確認の個別連絡はしない旨を記載している会社もよく見かけます。
しかし旅行者の多くはやはりそれを見落としてしますこともあり、クレームとなって発展してしまうケースがあるのです。
入金確認の方法
旅行者自身は担当者に、入金の確認が取れたら電話やメールなどで連絡をして欲しいと伝えておけば、個別に連絡を貰えることもあります。
またもっともよい方法は領収書の発行を依頼しておくことです。
やはり一つの証拠として残しておけることは何よりの強みといえるので、旅行の予約時には申し出ておくとよいでしょう。
またたとえインターネットでその商品を予約した場合であっても、その店舗に支払をしに足を運ぶこともおすすめです。
わざわざ手間がかかると思うこともありますが、実際に申し込みをした旅行代理店がどんなお店なのかを知っておくことはとても大切です。
実際に店舗を見ておくことで安心感もあり、支払をして領収書をもらっておけば何よりも安心できます。
ただし高額な旅費でかつクレジットカードが利用できない旅行会社を利用する場合は、高額な現金を持ち歩くことになるので注意が必要です。
支払いと最終日程表の受け取り
また支払が早いからチケットの受け取りがすぐにできるものではありません。
発券業務はある程度期間が決めらており、その間に発券をする必要があります。
そのため全額旅費を入金したのにも関わらず、チケットがすぐに送られてこないというようなクレームもときどき聞かれます。
基本的には支払のタイミングに関わらず、最終日程表が送られてくるのは、出発日の一週間前くらいとなるので少し気長に待つことも大切です。