旅行業界におすすめの検定
旅行業界を目指す上で、地理や観光に関する知識を持っていることはとても有利であり、それを証明できる資格として注目されているのが、国内旅行地理検定試験です。
旅行地理検定協会が主催する歴史のある資格で、2016年には41回目を迎えており「地理検」の愛称で親しまれています。
旅行業務取扱管理者の資格と一緒に持っていれば、この業界で就職するのに一層有利となることでしょう。
国内旅行地理検定試験は、日本の地理、環境、観光地、観光資源などの名称についての知識を問われる資格であり、地理マニアにもおすすめの資格です。
旅行業界の人にとっては、旅行会社、観光サービス業、ツアーコンダクターなどを目指す人にとっても、まさにとてもおすすめの資格といえます。
国内、海外の旅行の楽しさが増えることに加え、実務にも活かせる、まさにダブルで嬉しい資格なのです。
今回はこの国内旅行地理検定試験についてご案内していきます。
国内旅行地理検定試験の概要
資格試験は年2回、6月と12月に実施しており、願書申込み受付期間は、6月実施分は4月上旬〜5月上旬頃まで、12月実施分は10月上旬〜11月上旬頃までとなっています。
資格試験は1級から4級のレベルに分かれており、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡の会場試験に他に、インターネットによるオンライン試験もあります。
受験年齢の制限はないため、誰でも気軽に受験をすることができます。
ただし1級はインターネット試験には対応していないため、会場での受験となります。
資格試験のレベル
資格試験全体のレベルとしては、難易度はとても高いものではないため、レベルに応じて受験をすれば十分に合格を目指すことができる資格です。
1級は180問、80分の試験で、主な観光ポイント2000個所に関して出題され、1級の最高得点者は「旅行地理博士」として表彰されます。
2級は120問、60分の試験で主な観光ポイント1200個所に関して出題されます。
3級は90問、45分で主な観光ポイント400個所に関して出題され、4級は70問、35分で主な観光ポイント200個所に関して出題されます。
合格率は1級は75%以上の正答率、2級〜4級は70%以上の正答率で合格となります。
4級は高校生、専門学校生、大学生などにおすすめのレベルですが、この業界を目指したい人にとっての資格取得は一つのきっかけとなることでしょう。
就職や転職には、3級以上のレベルが必要であり、実務についていれば2級以上が目安となります。
近年知名度も増してきており、持っている人が少ないからこそ、この資格を有していれば一目置かれることでしょう。
独学でも資格取得は可能!
この資格を目指す上で基本的には独学が前提となります。
本屋さんが問題集を数冊解けば、十分に合格を目指すことができるレベルであり、もともと知識がある人にとっては、その知識を補う程度勉強すれば、十分に合格できる資格でもあります。
過去問題集も販売されているので、それを解けば傾向と対策も見えてきます。
また受験料は2,000〜3,000円ととてもリーズナブルで、資格取得にかかる費用が少ないこともメリットの一つです。
申し込み方法
受験の申し込み方法には、旅行地理検定協会の公式ホームページから申し込みができるほか、JTB支店、全国主要大学生協店、セブンイレブンやローソンなどのコンビニエンスストアでも購入できます。