入力業務の多い旅行業務の仕事
旅行代理店で働く上で、どのくらいパソコンのスキルが必要なのでしょうか?旅行代理店で働く上で、一からパソコンで資料を作成するという場面は、実はあまり多くはありません。
基本的には決まってシステムの中に入力をしていくような作業が多いため、一からワードやエクセルを使って仕上げていく仕事は全体の中でそう多くはありません。
つまり基本的なパソコンの操作ができれば、通常の業務は支障なくこなせるといえるでしょう。
ただし一方でパワーポイントを使う仕事も時にはあるのです。
今回は旅行代理店の仕事とパソコンのスキルについてご案内していきます。
航空端末と社内システムが基本
旅行代理店の仕事の基本となることは、航空端末の操作になります。
これは基本的にある程度パターン化されていることを入力すれば使いこなせるものなので、特別にパソコンに関する応用の知識は必要がなく、初心者でも入力は簡単に行うことができます。
また航空端末の種類によっては、選択の操作をしたり、クリックをしていけば、空席照会や手配ができるものもあるので、簡単に操作できるように開発されています。
また次に使うものが多いのが社内の顧客データを管理するデータベースです。
これはもちろんその代理店ごとに開発しているものなので使い方はまちまちですが、基本的には旅行者情報、申し込みをしている旅行、お客さんとやりとりをした履歴などを管理しています。
大手代理店であれば高性能なものを開発していることも多く、キャンセルした日によって自動的にキャンセル料を計算してくれるものや、辻褄が合わないデータがある場合はエラーで警告してくれるものもあり、ミスを防いでくれる機能を持ち合わせているものもあります。
特にお客さんがウェブで入力してきた旅行参加申込書を、自動的に社内のシステムに反映できるものも増えてきており、わざわざデータをスタッフが入力しなくてもよいので、手間も時間も省け、さらに正確性にも優れているメリットもあります。
パソコンを使うことが多い受注型企画旅行の仕事
一方で受注型企画旅行の場合は、修学旅行などの場合は学校側も色々な場所に見積もりを出していることもあるため、その担当となると学校側にいかに使ってもらえるかアピールできるかが重要なポイントとなります。
そのため学校側は複数の旅行代理店に対して、パワーポイントなどでプレゼンをさせて、どの旅行会社を利用するのか決めるケースもあります。
そのためパワーポイントで資料を作成することも大切な仕事となり、さらにプレゼンテーション能力も問われる重要な仕事があります。
また晴れて契約にこぎつけたとしても、今度はその行程をワードやエクセルなどで仕上げていきます。
お客様とやりとりする資料のため、いかに見やすく綺麗に作り上げていくのかということも大切なポイントになります。
受注型の旅行の場合は、食事代、駐車場代、宴会代金などの項目を細かく立てて計算していくため、エクセルの応用スキルを時に求められられることがあるといえます。
店舗型ならではの仕事
また店舗型の旅行代理店の場合は、ポスターなどを自ら作成をしなければならないこともあります。
例えば「まもなく春休み!予約は早めに!」といったポスターをパワーポイントを利用して作成することもあり、シーズン毎に入れ替えが必要となります。
単にパソコンなどを使いこなせるだけではなく、センスを問われる仕事であり、いかに楽しく興味を引き付けるのかがポイントとなります。
まるで学生の文化祭のようにワイワイ盛り上げていく仕事であり、そういう意味においては店舗のスタッフが一体となり、とても楽しい仕事であるといえるでしょう。