給料以外に大変なことも多い!
添乗員の給料は、日当が基本となり、拘束時間が長いことを考えれば、給料が安いと感じている人も多いと聞きます。
しかしながら給料以外にも、添乗員の仕事は不満に思うことが多いことも事実です。
もちろんそこにはやりがいやお客さんから感謝されることなど、たくさんの良いこともありますが、やはりその背景には色々と辛いこともあるものなのです。
そこで今回は、敢えて給料以外に絞って、その本音に迫りたいと思います。
添乗員のリアルな不満や大変に思うことなどを交えながらご紹介していきます。
繁忙期はとにかく忙しい!
ツアーが多い秋や春は、連日添乗に行くことも少なくはありません。
つまり繁忙期は何日間も睡眠不足が続いてしまうことも多いものです。
特にツアーが忙しいシーズンは、同じ日帰りツアーであっても道路がとても混雑をします。
また参加人数も多いことから、お手洗い休憩などにも時間がかかり、その分ツアーの行程も時間をおしてしまうことが多く、結果的に帰ってくる時間が遅くなってしまうことも多いものです。
そして帰宅時間も遅くなり、また朝早いツアーのために起床するというような生活を繰り返すこともあるのです。
栄養ドリンクなども効かなくなってきたり、肌荒れなどのトラベルに悩まされることもあるのです。
また夜行バスで、お客さんが寝たあとに睡眠をしていると、添乗員なのに寝ていた・・・というようなクレームを入れてくる人もいるのです。
添乗員の宿泊先での待遇
添乗員は宿泊先のホテルでは、グレードのよい部屋に泊まれたり、食事内容も豪華なのではないかと思われがちです。
確かに宿によっては、そのように優遇してくれるケースもあります。
しかしながら、混雑しているときは相部屋となったり、景観の悪い部屋になったりすることも少なくはありません。
オーバーブッキングなどが起きた場合には、宴会場に布団が敷かれていたなんてこともあります。
やはり言うまでもなくお客さんが優先となるので、時にはこのような待遇を受けることもあるのです。
無理すぎるスケジュール!
近年激安ツアーが増えてきており、一日の中で何か所も観光するところを巡るツアーも増えてきています。
つまり正直、全て予定通りにこなすことが難しいようなスケジュールが組まれていることもあります。
スケジュールをこなさなければクレームになる上、常にあくせくしているような状態で、なかなか精神的に休まらないことも多いといいます。
やはりそのような状態であれば、なかなかよりよいサービスを提供することも難しくなってしまう現状もあります。
また行程通りに進められなければ、その怒りの矛先は添乗員に向けられることも多く、添乗員にとってはかなり辛い現実に直面することになります。
食事をゆっくりする時間がない!
書類の作成やこれから足を運ぶところへの確認の電話、お客さんのトラブル解決などに時間を割かなければならないことも多く、何も食べられずに食事の時間が終わってしまったなんてことも稀にあるものです。
またお客さんがいる手前、空腹を満たすために、パンをかじるなんてことも出来ず、結局夜までゆっくりと食事が出来ずに過ごすことになってしまったということも少なくはないのです。
また食事中であっても、お客さんから問い合わせがあったらそれに対応をしなければなりませんし、しなければアンケートに散々なことを書かれてしまうこともあるのです。
やはり添乗員といえども、食事の時間くらいはゆっくりと過ごしたいと思うものなのです。