ハードな旅行業界
就職するにあたって、自分の会社がブラック企業であるのかはとても気になるものです。
特に旅行業界は残業が多い、給料が安い、ノルマがある・・・ややハードな仕事業務も多く、マイナスな要素が多いことも事実です。
そこで今回は旅行業界とブラック企業という内容で、考えてみたいと思います。
旅行業界にブラック企業はあるのか、実際に働いていた現場からご案内していきます。
旅行業界とブラック企業
旅行業界において大手代理店はごくわずかであり、それ以外は中小企業が大半となります。
しかし旅行業界は、非常に横の繋がりの深い業界であり、また大半の旅行会社が大手代理店の受託販売をしていたり、なんらかの関わりがあることが多く、大手の噂や雰囲気というのはなんとなく分かるものでもあるのです。
実際に私の勤務していた会社も大手代理店とお付き合いがありましたが、客観的に見て大手旅行代理店において、 そのような噂は少なくいわゆるブラック企業というのはないといえるでしょう。
若い働き手が多い業界
旅行業界は若い働き手が多く、同世代の仲間が多いことも特徴の一つです。
そのため、世代が近いことから、不本意なことによる罵声や威圧的な態度で怒られたりということも少ないともいえるでしょう。
また離職率の高い業界であるからこそ、どの企業も人材を大切にしたいと考えており、威圧的な態度で貴重な人材を逃してしまっては、会社としても本末転倒であり、そのような社風は避けたいと考えている企業も多いようです。
ブラック企業との付き合い方
しかし旅行業界の中には残業代が支給されなかったり、休日出勤を強いられたりすることも少なくはありません。
しかしやはりこれを「ブラック」と感じるのであれば、少ならず旅行業界には「ブラック企業」は存在することも事実です。
これは募集要項を見ただけでは判断できないことも多いので、なるべくOB訪問などをしたり、働いている人に話を聞くなど、リアルな実態を聞くことも大切です。
特に残業代に関していえば、面接時に思い切ってきくこともおすすめです。
確かに聞きにくい質問であっても、残業代が支給されるかされないかはとても大きな問題です。
もともと旅行業界は基本給が安いため、残業代できちんと稼ぐことができれば、それなりの金額にもなるので、残業代の有無はとても大きな問題です。
またノルマに関していえば、常識の範囲内の数字が目標値となっていることも多く、基本的にはある程度努力次第で報われるようになっていることも事実です。
ちょっとした裏話
とある中小企業の旅行代理店は、非常にお客さんからの評判が悪く、いわゆるネット上の掲示板などにもかなり低い評価を受けている会社があります。
この会社は、離職率も高く、即日で辞めてしまう人も多いといいます。
つまり離職率も高く、結果的に新人だらけの職場になっており、うまく仕事がまわっていないことから、仕事上のミスが多かったり、スキルが低く、結果的にお客さんから低い評価を受けているのです。
つまりブラック企業が仮にあるとするならば、一般のお客さんからの評価にも着眼してみるとよいでしょう。
これらは基本的にインターネットなどで調べることができます。
もちろんそれが全てではありませんが、どのサイトをみても評価が低い可能性は、その会社について考える一つの材料にしてみるとよいでしょう。
もしかすると給料が極端に低い、残業代が一円も支給されない、ノルマが常識はずれなど、明らかに辞めたいと思うような「ブラック」な事情がそこにあるのかもしれません。