新卒採用の多い旅行業界

毎年大手旅行会社では、たくさんの新卒を採用しており、この業界を志望する人にとって、どの企業を第一希望にしたらよいのか分からないという人も多いことでしょう。

 

旅行業務は、手配の際に必要な航空端末は業界で共通している部分も多く、どの会社に就職をしても、基本的な業務や一日の流れは同じような部分も多く見られます。

 

それであるからこそ、企業選びが難しい現実があるのです。

 

そこで今回は就職先をチョイスする際のポイントをご紹介します。

希望の会社は実際に利用する!

口コミや働いている人の声を聞くことはもちろん大切ですが、自分自身のフィルターでその旅行会社を確かめてみることはとても大切です。

 

そのためにはまず自分自身でその会社を利用してみるとよいでしょう。

 

インターネットで予約をした際には、システムの使い勝手はどうなのか、時にはインターネットの広告や表示などが入力ミスなどのよって間違っていないのか、時には厳しい目で見ることも大切です。

 

また実際に店舗に足を運んで働いているスタッフの様子を見て見たり、メールや電話で問い合わせをするなど、予約から出発までの間に、そこに働いている人を実際に関わることはとても大切です。

 

つまり複数の人とコンタクトをとることによって、ある程度のその会社の社風や体質などを理解することができます。

 

もちろんたまたま一人のスタッフの対応がとても悪かったということもあり得ます。

 

しかし問い合わせをするたびになんとなくしっくりこない対応や、電話はいつも待たされる、メールの返信の期日守られていないなど、どのスタッフにおいても望ましくない対応をされる場合は、会社そのものの体質ともいえるので、事前にしっかりと確認をしてみるとよいでしょう。

新卒は大手旅行会社がおすすめ

なるべくこの業界で長くいたいと考えている場合は、新卒で入社する会社は、なるべく大手の会社を利用することがおすすめです。

 

というのもやはり転職をする際には、大手旅行会社に少なくとも3年勤務していれば、他の会社に転職する際には圧倒的に有利となります。

 

旅行業界は、他の業界と比べると中途採用なども積極的に行っており、転職のニーズも比較的多く募集をかけています。

 

そのためまずは大手旅行会社に就職をして職歴としての実績をつくることはとても大切です。

 

中小企業に就職する際の着眼点

また中小企業に就職する際には、海外旅行を取り扱う会社であれば「日本旅行業協会(JATA)」、国内旅行を取り扱う会社であれば「全国旅行業協会(ANTA)」の会員であるか念のため確認をすることがおすすめです。

 

ほとんどの旅行会社がいずれかの会員となっていますが、稀にそうではないこともあります。

 

こちらの協会に加入するメリットは、やはり色々な意味での保証があり、旅行会社にとっても、旅行者にとっても大きなメリットあるものになります。

 

やはり社会的な信用という意味でも、協会に加入しているか確認をすることがおすすめです。

将来的なビジョンも忘れずに!

また結婚や出産をしても働き続けたいと考えている場合には、育児休業制度や時短制度などがあるのか事前にしっかりとチェックをすることがおすすめです。

 

旅行業界では、他の業界と比べると育児と仕事を両立させるための制度がやや手薄な傾向にあります。

 

確かに残業や休日出勤も多く、両立させること自体がやや難しい業界でもありますが、それでも働きたいと考えている女性は増えてきていることでしょう。

 

そのような制度がないと、必然的に退職を選ばなければならない悲しい現実もあります。

 

就職の段階では、そこまで先のことは考えられないと思っている場合でも、将来的に大きく影響を受けることもあるのでしっかりと確認をしておくと安心できます。