旅行業界における人材
今回ご紹介するのは、旅行会社に求められる人材についてです。
もちろん旅行業界で働く上で、旅行や観光に関する知識の豊富さも必要ですが、それ以上に大切なことと考えている会社も増えてきています。
就職試験では、この人材について重きを置いていることも多く、ペーパー試験以上に重要なこともあるのです。
今回はこの人材についてご紹介していきます。
コミニュケーション能力
他の業界でも重要視されているように、コミニュケーション能力はとても大切です。
まず何よりも接客や電話応対がありきのこの業界にとって、コミニュケーション能力に長けている人は、やはり営業成績も良い傾向があります。
感じのよい接客は、不思議と怒っているお客様の心を静めてしまうこともあるのです。
またこの業界は基本的には流れ作業となるため、他のスタッフとのコミニュケーションもまたとても大切です。
スムーズな流れを社内で作ることができれば残業なども減り、自分にとっても社内にとってもメリットがあるものになります。
テキパキとした行動
時間に追われることが多いこの業界において、社内のスタッフを見ていてもテキパキとした行動をとれるスタッフはみていて、とても気持ちがよいものです。
不思議とテキパキとしている人は、営業成績もよく定時で帰ることができる人も多いのです。
テキパキと仕事をこなし、一日のスケジュールに優先順位をつけてこなす能力は、この業界を生き延びる上でとても大切といえるでしょう。
臨機応変に対応できる能力
旅行者のニーズやリクエストを的確に読み取り、今すぐに返答できない時には○○時間以内に折り返す約束をしたり、メールアドレスを聞いてメールで回答するなど、臨機応変に対応することはとても大切です。
物品を販売しているものとは異なり、実際に商品を手に取ってみることができないものであるからこそ、トラブルやクレームなども多いのもこの業界の特徴の一つです。
トラブルが発生したときにただ謝るだけではなく、その上でどのようなステップを踏むことができるのか、何ができるのかをすぐに提案して対応できる能力はとても重要です。
クレームやトラブルは、多様な内容となることが多いため、一筋縄ではいかないものでもあるのです。
信頼される人材
信頼はリピーターを生み出す一歩であり、時にはご指名で予約をもらえるチャンスでもあります。
それは個人の成績を上げることはもちろん、会社の売り上げに貢献することにもつながります。
信頼されるためには、早くて正確な対応は必須です。
当然のことながら、毎度のように請求書にミスがある、お客さんがスタッフに伝えたはずのことを何度も聞くなど、不審に思われるような対応を繰り返していれば、信頼はなくなってしまうものなのです。
向上心を持つ人材
旅行業界に入ったら、航空端末などのシステムを使いこなせることはもちろんですが、それ以上にホテルの場所、航空会社のルールなど学ぶべきことがたくさんあります。
地理などの知識も大切ですが、その会社で取扱いのあるホテルの場所は基本的に全て網羅できるほどに学ぶ姿勢はとても大切です。
特に海外の場合は、ホテルの場所は必ずといっていいほどに聞かれる基本的な事項となるので、時間を見つけてガイトブックで勉強をしたり、よく問い合わせがくるホテルはどのようなホテルなのか、その特徴を学んでおくことも大切です。
面接に備えよう！
今回ご紹介した必要とされる人材や能力について、自分自身で具体的なエピソードとして用意しておくことはとても大切です。
面接などで聞かれた先に、すぐに答えられるように、学生生活や社会人生活を振り返ってまとめておけば、より面接もスムーズにこなすことができるでしょう。