旅行券が受け取れる旅行積立

旅行に行く頻度の多い人におすすめなのが「旅行積立」です。

 

このご時世銀行にお金を預けていても、お金がなかなか増えないものです。

 

しかしこの旅行積立は、銀行よりも高い金利でお金を運営してくれるため、旅行の資金を準備するのに最適であり、帰省や旅行など、幅広く活用することができます。

 

旅行積立とは、旅行会社や航空会社が行っているもので、満期に受け取る金額を事前に決めてお金を積み立てるものになります。

 

満期には現金ではなく、決められたサービス額が上乗せされた旅行券で支給されます。

 

大手旅行代理店や航空会社では、この旅行積立のサービスを行っているところが多いので、よく比較検討する必要があります。

 

積み立てで受け取れる旅行券は、その会社の商品でしか利用することができません。

 

つまりよく利用する旅行会社や商品ブランドなど、積み立てる前にある程度目途を立てておく必要があります。

 

海外ツアー、国内ツアーなどに利用できるほか、一部の積み立てプランによっては海外航空券、国内旅行券、JRチケットにも購入できるので、宿泊先を別に手配する旅行にも利用することができます。

 

その会社のよく利用する商品ブランドなどがある場合には、この旅行積立はとてもお得に旅の資金を準備することができます。

旅行積立金のメリット

積み立てプランや取扱いのある会社によって、その詳細は異なりますが、年利にすると1.5%〜3%前後が平均の年利となります。

 

そのため銀行に預けておくよりもずっとお得であり、毎月積み立てていく方法と、一時金を預ける方法があります。

 

預け期間は半年から1年程度が一般的となりますが、プランによっては、満期を設定しないフリープランもあるので、まだ旅行に行く時期が決まっていない人にとっても、積立をすることもできます。

 

銀行に預ける利息は税金がかかる仕組みとなっていますが、積立金はかからないため、さらにお得な運用が可能となります。

 

特に毎年家族で帰省している人や、夏休みの旅行など定期的に利用する予定のある人にとって、とても有効的に活用することができます。

 

また退職後などに夫婦で旅行を計画している人にとっても、準備資金としても利用できます。

旅行積立金のデメリット

旅の資金を効率的に用意するのに活用できる旅行積立金ですが、デメリットもあります。

 

プランによっては途中解約をすると、元本割れしてしまう可能性があるので、「旅行に行く」ことが前提となります。

 

途中解約をした場合でも積み立てたお金は、旅行券として払い戻されます。

 

1000円未満は旅行券として発行ができないため、その分がいわゆる損失となります。

 

また旅行代理店や航空会社が倒産してしまうと、積立金が保護されない可能性があるので、それなりの信用をおけるところを選ぶ必要があります。

 

尚、日本航空が破たんした際には、積立金は保護されています。

 

また旅行券には有効期限があり、一般的には5年としているところが一般的です。

大手が販売している積立商品

旅行の積み立て商品としてよく知られているものには、ANAの「ANA旅行積立プラン」JALの「旅行積立」、JTBの「たびたびバンク」、近畿日本ツーリスト「旅したく」、日本旅行の「ドリームプラン」などがあります。

 

それぞれ最低積立額、積立回数、サービス額率などが異なるため、自分にあったぴったりのものを選べるようによく比較検討する必要があるといえるでしょう。