まずはホテルに直接交渉

海外旅行中に忘れ物をしてしまったことを、もうすでに出国後に気が付いたときにどのように対応すればよいでしょうか?

 

これはやや手間のかかるステップを踏む必要があります。

 

まずはその手間をかけても、それを取り戻したいのか、気持ちを整理してみるとよいでしょう。

 

例えば、ホテルに財布を忘れてきてしまったと分かっている場合、まずは旅行代理店と介さず、直接現地のホテルになるべくメールで問い合わせをしてみることがおすすめです。

 

電話であると英語を話せることが前提となることも多く、時にはすれ違いが生じてしまうことも少なくはありません。

 

メールの方が宿泊した日、忘れ物の特徴なども正確に伝えることができるメリットがあります。

 

特に客室番号を覚えている場合には、それをしっかりと記載しておくとよいでしょう。

 

またホテル側としてもメールをみてもすぐに対応できないことも多いので、すぐにレスポンスを求めるのではなく、ある程度気長に待つことも大切です。

 

あくまでも忘れ物を探してくれることは、ホテルのサービスの一環です。

 

旅行者にとっても探してもらって当然という態度ではなく、忙しい中対応してくれているという感謝の気持ちを持つことも大切です。

 

また世界に展開するチェーンホテルなどでは、日本語可能な窓口や日本人スタッフが常駐していることもあります。

 

ただし海外での忘れ物は、日本とは異なりホテルであっても盗難などによって、見つからないことが多いことも事実です。

ホテルの対応

メールもしくは電話などで現地のホテルに詳細を伝えた場合、一週間程度は気長に待つようにするとよいでしょう。

 

焦る気持ちも分かりますが、海外のホテルは基本的に日本よりもスローなことも事実です。

 

また見つからなかった場合であっても、その旨すらも連絡してくれないこともあります。

 

一週間ほど経っても何も連絡がない場合は、もう一度コンタクトを取ってみるとよいでしょう。

直接ホテルと交渉するメリット

ではなぜ旅行代理店を仲介しない方がよいのでしょうか?旅行代理店では、会社によっては調査費用を徴収しているところもあります。

 

基本的には忘れ物とは「旅行者の過失」であるのです。

 

つまりその通信費や時間、手間を無料でするほどのサービスは、どの旅行会社でもしたくないことが本音なのです。

 

尚、この調査費用は3,000〜5,000円前後が妥当な金額となります。

忘れ物が見つかった場合

運よく忘れ物が見つかった場合、ホテルの好意で無料で郵送してくれることもありますが、基本的には着払いで郵送してくれます。

 

しかし海外からの着払いは、数万円は覚悟しておく必要もあります。

英語が苦手な場合は代行サービスもおすすめ

どうしても取り戻したいものがある、例えば思い出の品などの場合、代行サービスに委託することもおすすめです。

 

その名前の通り、希望する内容を事前に打ち合わせをして、現地とやりとりをしてくれるサービスです。

 

英語以外の言語にも対応してくれるところもあるので、よりスムーズに解決してくれることもあります。

 

実は忘れ物には、こちらの対応次第で、ホテル側の出方も変わる場合もあるので、現地の言語に流暢な方がホテル側も親身に対応してくれることが多いことも事実です。

まとめ

海外のホテルで忘れ物をした場合は、調査費用や着払い料金など、かなり高くつくことを覚悟しておかなければなりません。

 

例えばデジタルカメラなどであれば、新しいものを購入した方がかえって安く収まることもあるのです。

 

いずれにせよ、それを支払ってでも取り返したいのか、かかる費用と天秤にかけて検討する必要があるといえるでしょう。