便利な比較サイト
海外旅行のプランを探す際に、色々な旅行会社の商品が掲載されている比較サイトを活用することも多いことでしょう。
条件を入れれば一括で比較をすることができ、パンフレットをあれこれ見比べるよりも早いと考えている人も多いはずです。
特に料金面においては、価格順に並べればもっとも安いプランが一番上にくることはとても魅力的です。
しかしながら、価格重視の場合は一番上のプランをチョイスすれば一番安いプランが手に入ると考えるのは少々安易といえます。
そこで今回はそんな比較サイトの盲点についてご案内していきます。
空席があるかは別問題
比較サイトはサイトにもよりますが、基本的には空席状況を掲載しているものではなく、商品を掲載しているものになります。
つまり空席があるかはそれぞれに問い合わせをする必要があります。
必ずしも空席あるとは限らないため、安い商品や魅力的な商品を見つけることができても、それに空席がある確約ではないのです。
一部の悪質な会社は空席がないにもかかわらず、安い商品を掲載し、問い合わせをしてきたお客さんに別の商品を誘導するように仕掛けていることも、ごく稀にあります。
どの商品を問い合わせしても常に満席、日にちを変えても満席で、いつも代案を案内される旅行会社があれば、申し込みは慎重に行うべきといえます。
価格順は本当に価格順!?
利用者の多くが価格順の検索システムを利用して、より安価な商品を見つけていることでしょう。
確かに価格順は、指定された条件の中でもっとも安い商品を見つけてきてくれます。
しかしながら、必ずしもそうではないこともあるのです。
基本的には価格順にでてくる料金は基本料金であり、希望の時間帯のフライトを選ぶと追加代金がかかるようになっていたりすることがあります。
また朝食付きにすると別途追加代金がかかり、結果的に別の朝食込みのツアーの方がトータルとしては安くなるということもあるのです。
つまり価格順にまどわされることなく、トータルの料金を計算することもポイントの一つです。
比較サイトの裏話
比較サイトに商品を掲載することは、もちろん旅行代理店はその媒体に利用料を支払わなくてはなりません。
もともと利益率が低い旅行の商品にも関わらず、利用料を支払い、売り上げがなければ、会社としてはかなりの負担となることも事実あり、媒体利用料と利益が見合わないと考えている会社は、媒体掲載を取りやめているところも増えてきています。
さらにそのシステムに料金や旅行条件の詳細を人為的に入力しなければならず、自社のホームページと作りが異なることから、同じ商品でも2度同じ内容を入力しなければならず、負担が大きいことも事実です。
また競争相手となる会社も多いため、基本料金を安く設定して、追加代金をやや高めに設定していることが多いことも事実です。
多少手間であっても素人目で判断するのではなく、一つ一つ自分の条件で旅行をした場合のトータル料金について、問い合わせをするとよいでしょう。
また会社によってクレジットが利用できる場合と現金のみの会社があるので、クレジットのポイントなどを貯めたい人はよく確認する必要があります。
確かに比較サイトは一気に色々な会社の商品を比較できるのでとても便利ですが、それだけに頼るのではなく、面倒でも色々な旅行代理店の自社ホームページを見ることも、より自分にあった商品を見つける可能性を広げる手段の一つといえるでしょう。
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