海外旅行の早割商品の種類
旅行会社の商品に「早割」とよばれるものを聞いたことがあることも多いことでしょう。
「早割」とはその名前の通り、早く予約をすると料金が安くなる商品のことをさします。
例えば「早割60」というように60日前までに申し込みをすると安くなるものや、同様のルールで「早割90」、「早割45」など呼ばれるものもあります。
今回はこの早割の商品についての詳細やキャンセル料の規定などについてご案内していきます。
早割商品が適応になる方面
早割は主に海外旅行に多い傾向にあり、アジア圏よりも、ハワイやモルディブなどのリゾート地、ヨーロッパなどに多い傾向にあります。
つまり旅費はやや高いエリアの方が、この早割商品が多く販売されているといえます。
尚、国内旅行においては沖縄などの方面に多く見らえるほか、新幹線と宿泊がセットになったプランなどにも早割商品は販売されています。
旅行代金は全額払い込むことが条件
早割の料金が適応になるためには条件があります。その基本となるのが全額旅行代金を支払うことになります。
つまり早割に間に合うように予約をするのではなく、全額払い込みが完了していることが前提となります。
早割90となれば、たとえ3ヶ月前であっても全額旅行代金を支払わなければなりません。
つまり海外の家族旅行ともなれば100万円近く払わなければならないこともありうるのです。
早割は商品によりますが、通常の料金と比べると一人あたり5,000円〜10,000円前後旅行代金が安くなり、子ども代金にも適応になることが多いです。
また当然ですが、航空券とホテルが全て手配完了していることが前提となり、キャンセル待ちでは、早割は適応となりません。
また早割のコースは、指定期日を切ってからのコース変更、出発日、旅行者の変更、パスポートのネーム修正、増員や減員による旅行代金区分の変更は、すべて適応外となります。
早割の特典
早割商品は代金が割引となる代わりに、早割特典が付いてくる場合があります。
例えば現地の電車やバスなどを自由に乗り降りできるフリーパス、ホテルの客室のグレードアップ、夕食券一回、クオカード、レンタカー一日無料、お土産券などがついてきます。
中にはハネムーナーや家族には嬉しいペア―シート確約などの特典がある場合もあります。
料金に換算すると5000円相当の価値のあるものもあり、現地滞在に活用できるメリットは嬉しいものです。
早割のキャンセル料金
早割の料金は、確かに旅行代金が安くなるため、確実に出発ができればとてもお得な商品です。
しかし万が一キャンセルをした場合は、通常のキャンセル料金よりも高くなることが多いので、必ずそのルールを確認しておくことが大切です。
例えば海外旅行の場合、通常のキャンセル料は30日前からとなります。
しかし早割90の商品の場合は、90日前より所定の料金がかかることが多い傾向にあります。
これはキャンセル料とは別に、一人2〜3万円ほど別に手数料として設けていることがあります。
つまりキャンセル料の発生する前の期間にキャンセルをしても、予約と同時にこの手数料がかかってしまい、さらにキャンセル料の発生する30日前にキャンセルをするとダブルで料金がかかってしまうということもありうるのです。
つまり早割はキャンセルする可能性があるのであれば、あまり向かない商品といえるでしょう。
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