オールインクルーシブのススメ

オールインクルージブとは、ホテル内の食事やドリンク、施設利用代金やアクティビティ代などが旅行代金に含まれているプランのことをさします。

特にモルディブ、カンクン、プーケットなどのリゾート地に多く、支払う料金の中にそれらが含まれているため、現地でかかるお金が少ないことがその特徴です。

オールインクルーシブを取り入れているホテルは、基本的には4つ星以上の、比較的ランクの高いホテルが多い傾向にあります。

ランクの低いホテルは、あくまでも寝るためだけに利用できればよいと考えている客層が多く、ホテル滞在型というよりも、他にビジネスや行きたい場所があるなどの目的を持っている人が多いため、オールインクルーシブのシステムを取り入れても、あまりニーズがない背景があるといえます。

オールインクルーシブの料金は、やはり食事やアクティビティ代金が全て含まれていることから、他の同等ランクのホテルと比べるとやや割高となります。

しかし手が届きにくいほど高いというものではなく、オールインクルーシブではない場合の現地の滞在費を考えると、トータルとしてさほど変わらない料金設定となっていることが多いようです。

オールインクルーシブは食事やアクティビティ代金に含まれていることから、現地でお金がかからないメリットがあります。

つまり事前に現地でかかる費用が明確であり、ホテルに滞在している最中は全くかからなかったという人もいるくらいです。

ホテルによってはアルコール類も飲み放題となっているところもあり、外食をするよりもずっと安く済んだという人もいます。

さらに施設面においてはフィットネスジム、子供が楽しめるキッズクラブなども無料で利用できることもあります。

またモルディブのように一島一リゾートとなっていると、レストランを探すために島を出るための移動が必要となります。

その手間や費用と考えると、オールインクルーシブの方がとても楽であることも事実です。

さらに現地のレストランは、観光客相手であることから日本よりも物価が高いこともあり、日本で食べるよりも数倍料金が高かったということも珍しくはありません。

また外食をするとチップや税金などもかかり、トータルとしてはかなり高くなってしまうこともあるのです。

その点オールインクルーシブであれば、それを気にせずに楽しめることは何よりの魅力といえます。

オールインクルーシブは大人の旅行に利用する人が多いと考えている人もいるかもしれませんが、実は子連れにもとてもおすすめです。

現地で子連れで利用できる海外のレストランを見つけることは、意外にも労力がかかるものでもあります。

しかしオールインクルーシブであれば、ホテルで気軽に利用でき、キッズ用のメニューが用意されていることもあります。

またオールインクルーシブのホテルは、ホテルの外にわざわざ出かけなくてもホテル内で十分に楽しめるように工夫されていることが多い傾向にあります。

子どものアクティビティや体験教室などのプログラムがあったり、キッズクラブがあったりと、雨の日であってもホテル内で子供が遊べるように工夫されています。

オールインクルーシブのデメリットを強いて言うならば、やはり一週間滞在していると、食事に飽きてくるということもある点です。

ただ基本的にはそれを避けるようにホテル側でも工夫をしてくれていることが多いので、全く同じ食事ということは稀なようです。

中には日本食や離乳食まで用意してくれているホテルもあるので、事前に口コミなどで調べておくこともおすすめです。

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