寝台列車の魅力とは

近年寝台列車は廃線が相次いでおり、ファンの中にはそれを惜しむ声も多数聞こえてきます。

 

確かに旅行といえば新幹線や飛行機が主流となりつつありますが、それでも寝台列車の人気は変わらず支持されています。

 

時間も費用もそれなり要するため、確かに早く目的地に到着したい人にとってはやや非効率的な移動手段でもあります。

 

しかしながら車窓に映る自然や町並みを一望したり、時には四季の移ろい、観光名所などを見ることもでき、まさに移動時間も旅を存分に楽しむことができるのです。

 

そして目的地に到着したときに達成感も一際大きく、まさに非日常を感じることができる空間であるともいえます。

 

そこで今回は今や日本では少なくなりつつある寝台列車についてご案内していきます。

寝台列車の運賃の仕組み

寝台列車のチケットを購入するのには、どのようにしたらよいでしょうか?

 

なんとなく敷居が高いイメージありますが、新幹線のチケットを購入するのとさほど大きな違いはありません。

 

新幹線のチケットは、乗車券と特急券から構成されていますが、これに寝台券が加わるかたちになります。

 

寝台券は大きく分けてA寝台とB寝台に分かれます。A寝台の方がよりゆったりとしていますが、B寝台でもさほど窮屈を感じることなく利用することができます。

東京から四国に便利!「サンライズ瀬戸、サンライズ出雲」

近年廃線も多くなりつつある寝台列車ですが、それでも日本の各地を結ぶ貴重な列車が今でも運行しています。

 

その一つにサンライズ瀬戸、サンライズ出雲があります。サンライズ瀬戸は東京と高松、サンライズ出雲は東京と出雲市を結んでいます。

 

車内は住宅メーカーと共同でデザイン、設計をしているため、木の温かみを感じられるインテリアが配されています。

 

寝台は全て個室となっており、設備も充実しています。

 

また特徴の一つにノビノビ座席とよばれる、乗車券と特急券のみで利用できる座席があることもサンライズならではの魅力の一つです。

一度は乗りたい!憧れの「ななつ星in九州」

なかなか予約が取りにくいことでも知られる九州を運行する日本初のクルーズトレインで、7両編成で運行されています。

 

定員はわずか28名とかなり限定されており、スイート12室、DXスイート2室から構成されています。

 

和と洋が融合したお洒落な造りとなっており、ラウンジエリアが設けられており、景色を一望できる大きな窓があり、バーカウンターも併設されています。

 

ソファ席や回転椅子があり、まさにゆったりとした時間を過ごすことができます。

2017年春に運行予定の「トワイライトエクスプレス瑞風」

2015年3月まで、大阪と札幌間を運行していたトワイライトエクスプレスに代わって、新しく2017年にトワイライトエクスプレス瑞風」とよばれる寝台列車が、運行予定となっています。

 

列車のコンセプト「美しい日本をホテルが走る」で、この列車は豪華寝台列車が最大の売りで、車内で調理されたおいしいフレンチを味わうことができます。

 

客室車6両、食堂車1両、ラウンジカー1両の10両編成で構成される予定で、6両のうち1両は1室のみと豪華な客室が設けられる予定となっています。

 

運行期間は京阪神と山陰・山陽エリアで、沿線沿いの立ち寄り観光を実施する予定となっています。