時期によって数倍も異なる旅費
一年の中でももっとも高い時期にあたる年末年始、お盆、ゴールデンウィークともっとも安い時期を比べると、2〜3倍ほど料金が異なることも少なくはないのです。
少し時期をずらすだけでも、ぐんと料金は安くなります。特に家族旅行ともなれば、数万円以上浮かせることだって可能になります。
浮いたお金で現地でおいしいものを食べたり、ワンランク上のホテルに滞在することもできます。
今回は旅行の高い時期と安い時期について、その理由とともにご紹介します。
国内旅行の高い時期
国内旅行の高い時期は、前述のとおり年末年始などになりますが、その他にも祝日などがからむ連休、また子どもが休みとなる春休み、夏休み、冬休みのシーズンとなります。
旅行を検討する際には、飛行機や新幹線と宿泊施設がセットとなったパッケージツアーを利用することが一般的ですが、高い時期には別々に手配をした方が安くなることもあります。
必ずしもパッケージツアーの方や安いという法則は、この時期には当てはまらないこともあるので、よく比較検討してみることがおすすめです。
またこの時期は高くても旅行に行きたい人が集中する時期であり、高くて予約が取りにくい時期となります。
いずれにしても早めに計画をすることがおすすめです。
国内旅行の安い時期
一方で安い時期は1月下旬、4月10日〜20日、6月頃となります。
概していえば、旅行に行く人が少ない時期の方が、旅行代金が安くなる傾向にあります。
1月下旬が安い理由としては、やはり冬のシーズンは旅行全体として市場はやや落ち込みます。
温泉やスキーなどには適していますが、それ以外の楽しめるレジャーが限られています。
慣れない雪国でレンタカーを運転することに不安を感じたり、寒い冬に子連れで旅行をすることに懸念する人も多くなります。
さらに新しい年の幕開けによる異動も多く、会社員にとってはなかなか休みが取りにくかったり、大学生は2月〜3月に卒業旅行を計画する人が多いため、1月は全体的に旅行者が少ない時期になります。
4月10日〜20日は新年度や新学期がスタートしたばかりの時期であり、こちらも休みが取りにくいと時期になります。
また20日以降になるとゴールデンウィークと一緒に休みを取る人も増えてくるため、20日までの限定となることがその理由となります。
最後に6月が安い理由は梅雨の時期となり、さらに6月は連休がないことから、休みが取りにくいと考えている人も多い傾向にあります。
秋はベストシーズン
また意外と高い時期にあたるのが、秋のシーズンです。
もちろん平日であればさほど高くはありませんが、秋は連休も多く、さらに晴天率も高く旅行にはベストシーズンとなります。
さらに暑すぎず寒すぎない気候、紅葉なども見頃を迎え、各地で秋にお祭りなども多数開催されます。
秋は人気の温泉地や紅葉スポットは、早い時期から旅行を計画している人も多く、全体的にとても混雑をします。
特に紅葉などが見られる時期が限られていたり、イベントや行事ごとに合わせて旅行を計画する人も多くなります。
つまり安くはないけれど、非常に高いほどでもない料金帯だからこそ、旅行の市場も拡大します。
秋の旅行には普段よりも早めの旅行を計画してみるとよいでしょう。
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