オンライン予約が主流
近年インターネットでの予約が主流となりつつあり、メールでお客さんとやりとりする仕事は増えつつあります。
しかしながら、オンラインで予約できることは、利便性に優れている反面、直接お客さんと会話をしないことから、見落としなどによって時にはトラブルに発展するケースもあるのです。
今回はそんな旅行代理店のオンライン予約のメリットデメリットについてご案内していきます。
利便性に優れているオンライン予約
オンライン予約は、お客さんが入力をしてきたデータがそのまま社内のシステムに反映できるように開発している会社も多く、いわゆる旅行会社のスタッフの入力ミスのようなことは非常に少なくなるメリットがあります。
カウンター予約や電話予約などは、基本的にはお客さんから聞きとった内容や書いてもらったものを、入力をするためどうしてもミスが多くなってしまいがちです。
その点ウェブ予約は時間短縮にもなり、人件費削減にもつながるメリットもあります。
また領収書なども、旅行者自身がウェブ上で発行できるようになっているように開発している会社もあるので、まさに旅行代理店の人とは一度もコンタクトをとらなくても予約から出発まで、全ての行程を踏むことができるメリットがあるのです。
オンライン予約の商品
オンライン予約は、当然のことながらオンライン予約できる商品をたくさん用意しておかなければなりません。
そのためその分だけ、商品の料金や注意事項、スケジュールなどを入力している人がいることを意味しています。
時には何百もの商品をウェブ上にアップをしておく必要があり、営業部とは別にそれを専門的に仕事としている部署を設けている場合もあります。
ただし商品の特徴やアピールポイントなどを記載してこそ、集客率が上がる部分も多く、新人にはやや難しい面もあることも事実です。
そのためオンライン予約を管理しているスタッフは、一定以上の役職についている人など、ある程度この業界のプロがマネジメントしていることが多いのです。
ただ料金形態など単なる数字の入力などに関しては、別のスタッフが担当していたり、時には在宅ワーカーのアルバイトに依頼して、商品造成をしていることもあります。
オンライン予約のデメリット
オンライン予約は、旅行者にとっては24時間利用できるメリットが大きいものですが、きちんと記載されていることを理解しておく必要があります。
例えばその国に入国する際に必要なビザやパスポートの残存などの注意事項を確認しておかないと、最悪出国ができないというようなトラブルが発生する可能性もあります。
また旅行代理店にとって、オンライン予約は時に、入力ミスによってお客さんに誤った情報を伝えてしまうリスクがあります。
例えばこの日ばかりオンライン予約が多いなと思っていると、実は誤った販売価格ウェブ上に公開されていて、他の代理店よりもずっと安い料金で商品が販売されていることも、稀にあるのです。
またもうすでに満席なところを空席ありの状態にしてしまい、お客さんにお詫びの連絡をするケースもあります。
すでにクレジットカードで決済がされていたり、なかなかお客さんと連絡が取れず、お客さんは取れていると思ったのに、実は満席だったなんていう最悪のケースもあります。
つまりやはり最終的には、頼るべきは人の力であり、オンライン予約によって発生するトラブルは本末転倒ともいえるでしょう。