どうしても時間がかかることもある!
旅行会社に、気になる商品の空席照会の問い合わせをした際に、かなり長い間電話を保留にされたり、カウンターで待ち時間が多いなと感じた経験をしたことのある人もいることでしょう。
しかしそこにはどんなに急いでも時間がかかる事情があるのです。
空席照会には2つのパターンがありコースコードを航空端末に入れれば飛行機とホテルの空席を一気に確認できる場合と、一つ一つの区間を調べなければならない場合があります。
そこで今回は空席照会に時間がかかる理由についてご紹介します。
航空端末がない!?
旅行会社の航空端末は基本的にリースとなり、リース代もそれなりかかるものです。
同じ航空端末で複数の航空会社の空席を見ることができることもありますが、航空会社によって得意としている航空端末が異なるため、複数の航空端末をリースする必要があります。
しかしその経費を削減したいと考えている旅行会社も多く、航空端末を持たない会社も増えてきています。
その場合旅行会社専用の予約センターに空席照会の電話をして確認をします。
しかしこの予約センターはなかなか電話がつながりにくいことも多く、すぐに空席照会ができない場合もあります。
特に休み明けや営業開始後、営業終了間際などは、10分以上もつながらないこともあるものです。
つまり電話がつながなければその分、お客さんを待たせてしまうことを意味しています。
もちろんお客さんはそんな事情が分からないため、「なんでこんなに時間がかかるのだろう・・・」と思っている人も少なくはないものです。
もちろんあまりにも電話がつながらない場合は、調べて折り返しをすることもありますが、忙しい業務の間を見つけて折り返しをできる時間も限られているため、少しお客さんを待たせたとしても、その場で空席照会をしてしまいたいと考えている人も多いものです。
手配内容が複雑!
単純に成田とバンコクの往復の航空券であれば、すぐに空席照会をすることができますが、バンコクからさらに国内線を乗り継いで他の都市へ行ったりというように、複数の都市を巡るプランの場合は、やはりその分時間を要します。
つまり場合よっては6区間、8区間の空席状況を調べなければなりません。
また場合よっては一気に空席を見られるものではなく、一つ一つの区間を調べなければならないため、それなりの時間を要するものでもあるのです。
代案を探していることも!
仮に満席であった場合、基本的には前後の日にちが空いていないかどうか聞いてくるお客さんは多いものです。
つまりそれを見越して、満席であった場合はお客さんから他の日にちを聞かれることを想定して、前後の日にちを調べていることもあります。
「問い合わせの○○日は満席ですが、○○日であれば空席があります」という誘導ができればその分話もスムーズになり、予約にもつながりやすくなります。
あまり問い合わせの来ない商品
問い合わせが少ない商品やマイナーな商品の場合、旅行会社のスタッフもあまり慣れていないことから、空席照会に時間がかかることがあります。
例えばすべての空港には頭文字3文字で空港コードが割り振りされていますが、ベテランスタッフでも逐一調べなければならないことも考えられます。
さらに飛行機のどのブッキングクラスで手配をしたらよいのか分からず資料を見て調べたりというように、問い合わせが少ない方面はやはり時間をどうしても要してしまうものでもあるのです。