旅行代理店もお客さん

旅行代理店の仕事は必ずしも、一般のお客さんばかりが相手ではありません。

 

時には旅行代理店そのものが一つの取引先のお客さんとなることも多いのです。

 

つまり一つの旅行代理店は自社で企画しているもののみを販売することは稀であり、他の旅行代理店の商品を販売することも多くあります。

 

その方が旅行代理店としては、たくさんの商品を販売できるため、利益アップにもつながり、売り上げの5〜10%程度が手数料としてその会社は収入を得ることができます。

 

さらにその代理店によって得意、不得意とする分野があるため、不得意分野であっても他社の商品でそれを補うことができるメリットもあるのです。

 

このように自社の商品を他社で販売をしてもらうために、外回りをする営業マンがiいるのです。

 

彼らは一般のお客さんとの接触は少ない代わりに、他の旅行代理店などを巡って新規開拓やすでに契約をしてもらっている代理店のフォーローアップをしていくことが仕事になります。

 

今回は旅行代理店の営業マンについてご紹介していきます。

営業マンの人材

営業マンは、自分の会社の商品の知識、業界の流れ、今後の動向など、経済的な情報についても学んでおく必要があります。

 

またもちろん自社の商品についての知識が豊富にあることが前提となるため、ある程度ベテランが担当することが多いのです。

 

しかし旅行代理店で働く人は平均年齢が若いことも多く、営業マンといっても20代後半ですでにベテランとよばれることも少なくはありません。

 

また女性の営業マンが多いことも、この業界の特徴の一つです。

 

特に小さな旅行代理店では、新卒などを採用せずに年齢層が比較的高い人が働いているところもあります。

 

そのような代理店に若い営業マンが足を運べば、可愛がってもらえて契約してもらえるメリットもあるのです。

営業マンの仕事

旅行の商品は、商品の切り替えとなる時期がある程度決まっており、これに合わせてパンフレットなども新しいものが発行されます。

 

そしてこのタイミングに旅行代理店を巡り、売れそうな商品を説明したり、新しい商品の販売ポイントなどを説明します。

 

またすでに契約先であっても、アポイントを取っていくことが前提となります。

 

また契約をしてもらっているところだけではなく、新規開拓も重要なマーケットとなります。

 

新規開拓は新しい旅行代理店だけではなく、法人を開拓することもあります。

 

出張の多い企業や、学会などが多い病院や研究機関などが、営業先となれば会社としてはかなり利益を見込めることができます。

 

ただし法人営業は、なかなか面会できないことも多いので、その企業の出張のニーズにあったオリジナルのパンフレットを作成したり、的を得た学会の出張プランを作成することが大切です。

 

むやみにパンフレットをおいてもなかなか見てもらえないため、行きたいと思わせるような資料作りが大切であるといえるでしょう。

ノルマはある?

基本的にはノルマがあることが多く、一般の個人営業とは異なるハードな面もあります。

 

新規開拓ができれば一気にノルマを達成できますが、一つ営業が契約を解除されてしまえばかなり大きな損失となることも事実です。

営業マンの嬉しい話

一般のお客さんを相手にしているスタッフは、仕事中はほとんど外に出ることはありません。

 

お昼も忙しくて、時間通りに出られないなんてこともザラにあります。

 

しかし営業マンは外ランチができたり、何よりも電話がひっきりなしなる社内から、外にいくことで気分転換をすることもできる、ちょっぴり嬉しいメリットもあります。