基礎を磨くカウンター業務

旅行に申し込みをしようとする場合、旅行会社に直接足を運ぶか、もしくはインターネットで直接申し込みをする方法があります。

 

今回はそんな旅行の予約には欠かせない、カウンター業務の詳細についてご案内していきます。

 

カウンター業務は、やはりこの業界のもっとも基礎的な仕事となり、旅行会社に勤務する場合は誰もが通る道といっても過言ではありません。

 

特に新卒をたくさん採用している会社であれば、まずは営業所や支店に配属され、営業経験の基礎となるカウンター業務を任されることになります。

カウンター業務に就く前にすべきこと

カウンター業務に配属になる前にはある程度、会社で研修も行われます。

 

航空端末の操作などの基本的なことは教わることはできますが、やはり「現場で学べ」というような雰囲気が強いこともこの業界に性質ともいえます。

 

特に地理に関することは、基本的に自分で勉強することが前提となります。

 

そのためカウンター業務の前には、ある程度よく売れる商品のホテルの場所や地理などを勉強しておく必要があり、当然知らないと恥をかくことも多くなります。

プレッシャーを感じやすい業務

カウンター業務は、予め申し込みをしたい商品を決めてきてくれるお客様や商品番号を控えてきてくれる人は、実は旅行会社にとっては比較的嬉しいものですが、そうではないお客様もいます。

 

予約や手配、旅行の相談以外にも、航空券の発券、最終日程表の発送、変更やキャンセルなどの事務手続きなどがあります。

 

カウンター業務は、電話応対とは異なり、すぐ目の前にお客様がいらっしゃるため、プレッシャーに感じやすい雰囲気があります。

 

しかしその場で手配をして、請求書を作成して、チケットを発券しなければなりません。

 

時間がなさそうにしている人や中にはクレームを付けてくる人もいます。

 

特に土日や平日の17時以降は会社帰りに訪れる人も多く、とても混雑をしてきます。

意外とクレームは少ない!

カウンター業務は電話応対と比べると、実はクレームなどが少ない傾向にあります。

 

電話ではあんなに怒っていたお客様も、カウンターに来ると落ち着いているということもあるのです。

 

電話は顔が見えない分、やはり言いやすいという環境もあるのかもしれません。

 

逆にいえば、カウンター業務は顔が見えるからこそ、誠実に対応すべき仕事といえるでしょう。

旅行の申し込みは専門性の高い店舗へ!

お客様の中には、じっくり相談をしてプロのアドバイスを聞きたいと考えている人もたくさんいます。

 

もしプロのアドバイスを聞きたいと考えている場合には、なるべく専門性に長けている会社を利用することをおすすめします。

 

例えば旅行会社によってはハワイ専門部署や、中にはハワイだけの旅行を取り扱う会社などもあります。

 

このようなところは、現地の資料や写真などが豊富にあり、予約する際にじっくりと相談することができます。

 

しかしながら海外旅行、国内旅行、新幹線プラン、バライティ豊かな商品が揃う旅行会社では、そこで働いている人の知識も、特定のエリアに優れているということは専門店と比べて低い可能性があるのです。

 

これはやはりある程度は仕方のないことであり、旅行会社に勤めているから、現地のことは何でも知っているというという強い思い込みは控えるようにするとよいでしょう。

 

全てを旅行会社任せにするのではなく、行く旅行者もまたいろいろと調べる姿勢も、現地でより楽しい時間を過ごすことができる一歩といえるでしょう。