仮予約と二重予約

旅行に行こうと思ったときに、色々な旅行会社の商品を比較したり、問い合わせをすることも多いことでしょう。

 

そんな時にキャンセル料がまだかからない時期であれば、仮予約をしてとりあえず予約をしておこうとする人もたくさんいます。

 

もちろんこれは期日までに、申込金を支払えば、ただし手順であり、旅行者にとっても選択肢はたくさんあるべきなのです。

 

しかしここで注意したいのが、色々な旅行会社に手当たり次第仮予約をして、もっともよいものに申し込みをしようとすることです。

 

旅行会社が異なるので、バレないと考えている人もいると思いますが、結論から言えばバレることもあるのです。

 

実は旅行業界は、横につながりがとても強い業界であり注意が必要なのです。

 

今回はそんな二重予約のちょっとした裏話についてご紹介していきます。

二重予約がバレる仕組み

二重予約はなぜ分かってしまうのでしょうか。

 

例えばA会社でB航空会社を利用したハワイ旅行を申し込み、C旅行会社でB航空会社を利用したハワイ旅行を二重に予約をしたとします。

 

旅行会社は異なりますが、航空会社は同じとなります。

 

A会社B航空会社に手配を入れ、C旅行会社はB航空会社に手配をいれます。

 

するとB航空会社は同じ出発日、同じ便名、同じ名前で2つの予約が入ってくることになります。

 

この二重予約についてすぐに分かることもあれば、一週間程度時間が経ってから航空会社が気が付くこともあれば、全く分からないこともあります。

 

しかし一般的には、出発日が近い遠いに関わらず、混雑をしている日は、航空会社もシビアになっていることから、二重予約について厳しくチェックをしている可能性があるのです。

予約が全てキャンセルされてしまう可能性も!

二重予約がばれると、B航空会社はA旅行会社とC旅行会社に、二重予約になっていることを連絡してきます。

 

するとそれぞれの旅行会社はお客様に二重予約になっていることを連絡して、どちらで行くのか確定をしてもらう流れとなります。

 

しかしこのように猶予が設けられていることもありますが、それさえも与えていないこともあります。

 

航空会社はどの記録のどちらもキャンセルをして、それぞれの旅行会社にファックス一枚で二重予約になっているからキャンセルしたことの旨の通知がくる場合もあります。

 

そのため旅行者にとってみれば、両方の予約がキャンセルされてしまい、旅行に行けなくなってしまう可能性もあるのです。

 

キャンセルされた記録は再度予約をすればよいと考えている人も多いと思いますが、実はかなり混雑をしていたからこそどちらの予約もキャンセルされた可能性があり、二度とその日では予約ができなくなってしまうこともあるのです。

旅行会社に対しても印象も悪くなる!

二重予約をすることは、やはり双方の旅行会社にとってみてもあまり心地よいものではありません。

 

少なくともその顧客の記録には二重予約をしていた記録は残されてしまいます。

 

やはり旅行会社としても、よりよいサービスをしてあげようという気持ちもやはり薄れてしまい、旅行会社からみた顧客の印象もあまりよいものではなくなってしまいます。

 

海外、国内に関わらず、予約する前の段階で色々と見比べたり研究することは大切ですが、予約は基本的には1つにすることが大切であり、マナーであるといえるでしょう。