業界内の転職は意外と少ない!?
旅行業界を退職した人たちは、その後どのような職を選択しているのでしょうか?
一般的に、離職率が高いといわれるこの業界だからこそ、その次のステップも様々です。
しかし意外と感じるかもしれませんが、同じ業界内で転職する人は実は少なかったりもします。
特に旅行代理店から旅行代理店への転職は少ない傾向にあります。
その理由として、基本的にこの業界は、例え会社を変えたとしても、給料や安い、残業が多い、忙しい、福利厚生は手薄といったことは、劇的に変化するものではないのです。
つまり他の代理店に転職をしても、大きく環境の変化が望めないことから、結果的に他の業界に転職をしていく人が多いことも事実です。
正社員にこだわらない!?
一般的に正社員で働いていたのであれば、特別な理由がない限り、次も正社員で働きたいと考えることが多いはずです。
しかしながら旅行業界の正社員は、他の業界と比べると決して、待遇が恵まれているとはいえません。
正社員であっても何年も昇給なし、ボーナスもわずか、残業代はつかない、退職金はない・・・なんてこともごくごくよくあることなのです。
それであれば、雇用形態が派遣や契約社員になってしまったとしても、別の業界で働く方が結果的に、待遇面で恵まれたという話もよく聞きます。
例えば旅行代理店のときは正社員で手取りが20万円だったけれども、転職をしたら時給は1200円の派遣になり、残業手当も支給されるし、手取りで25万円になったというケースもあります。
もともと正社員のときも、ほとんどボーナスが出ていなかったから、派遣でボーナスがなくても、月給は増えて年収としてはトータルでアップできたというケースもあるのです。
そのような観点で考えてみると、旅行代理店の正社員が厳しい待遇であることが分かるといえるでしょう。
独立は少ない!?
ある程度の経験があれば、独立ができるスキルを身に付けられることも事実です。
しかしながら、現実的には独立する人は非常に少ないのです。
旅行業界はとても繊細な業界であり、国際情勢や景気に大きく影響を受けやすい業界です。
つまりしっかりとした基盤がなければ、その分リスクは大きくなり、結果的に会社の一社員である方がラクであることも事実です。
全くの異分野にチャレンジ
退職した人の中には、全くの異分野にチャレンジをする人もいます。
本音としては、もうサービス業からは離れたい・・・という声も聞かれます。
一般的に転職はやはり年齢が若い方が有利とも言われているため、この業界を3年以内に退職をして、なるべく年齢が若いうちに新しい業種で働いている人もたくさんいるのです。
営業職やサービス料に懲りてしまった人は、事務職を希望する人も多いものです。
近い業界に転職
旅行業界に近い業界といえるのが、ホテル業界、ウェディング業界、バス業界などがあります。
特に旅行業界の経験があると、転職には有利に働くことも多く、転職やしやすい業界でもあります。
またこの業界は横のつながりが強いことから、紹介で入社できたなんてこともよく聞きます。
中ても多いのが旅行代理店と添乗員の間での転職で、仕事がら絡むことも多く、ある程度の事情が分かっているからこそ、転職した後の仕事もスムーズにできるメリットもあるといえるでしょう。
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