激安日帰りバスツアーが売れる時代
日帰りバスツアーのチラシをみて、その料金に驚いた経験をした人もいることでしょう。
5000円以下でお花見もできて、ランチも温泉も入れる!そんなツアーも今や珍しい時代ではありません。
しかしながらやはり安いことは、それなりの理由があるのです。
今回はそんな激安日帰りバスツアーについてご紹介します。
なぜ安い料金が実現できるのか、また盲点となりがちな点についてもご案内していきます。
オプションなど別途有料となることが多い!
行程の中に組まれている観光地の中には、入園料や拝観料などは別途現地で有料となっていることがあります。
せっかく現地に行ったら外観だけ見て終わってしまうことはもったいないように思い、現地でやはり多くの人がお金を支払っても見学したいと思うことも多いはずです。
また昼食も別途有料となっていることも多く、結局観光地価格のコストパフォーマンスがあまり良くない飲食店しか見つけられず、そこで食事をとるしかなかったということもあるのです。
つまり一見するとツアーの単価自体は安いのにも関わらず、結果的に現地で支払うお金が多くかさんでしまうこともあります。
観光地での見学
安いバスツアーの場合、本来であればかなり見学する価値の高い場所であっても、内部見学をせずに車窓としていることもあります。
パンフレットには目的地として表記されているから当然立ち寄ると思っていた場所がそうではなかったということもあり得るので、事前によく確認をしておく必要があります。
お土産ショップの立ち寄りと車内販売
安いツアーはお土産ショップへの立ち寄り時間が長かったり、時には回数が多いこともあります。
つまりお客さんが購入してくれた金額によって、旅行代理店に手数料が入る仕組みとなっているため、なるべくたくさん立ち寄ることによって手数料を手に入れたいという思惑があるのです。
安いツアーほどこのような傾向があり、車内販売も同様のケースです。
集合写真の値段がやや高かったり、他で購入すれば安いこともあるので、本当に必要なものなのか、きちんと確認をしてから購入するようにするとよいでしょう。
ガイドがつかない!
安いツアーではガイドが付かないことが一般的です。
添乗員はあくまでも旅程を管理することが仕事であり、そのスポットの説明が出来なかったとしても責められる必要はないのです。
旅行者はそれを勘違いしやすく、添乗員が勉強不足・・・と思うこともあるようです。
しかし添乗員が観光地の説明などをしている場合はあくまでもサービスの一環としていることが多いので、旅行者も過度な期待をしないようにするとよいでしょう。
一つ一つの観光時間が短い!
激安ツアーはやや忙しい行程で、あれやこれやとスケジュールがびっしり詰められていることもあります。
その結果一つ一つの立ち寄り時間が短く、あまりゆっくり見学できないこともあります。
本来であれば、1時間以上必要な場所であっても30分ほどしか見学時間がなかったりすることもあります。
やや車内が手狭になることがある!
自社でバスを持っている場合は別としても、どのような大きさのバスを利用するのかは集客状況を見ながら判断します。
なるべく人数に見合った大きさのバスを選ぶため、やや車内が狭く感じることもあります。
また一部のバスツアーでは有料で座席を選べることもありますが、座席の指定はおろかリクエストも難しくなります。
ただ激安ツアーでもお手洗いが付いているバスもあるので、申し込み時に確認をしてみるとよいでしょう。
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